キャリア・転職

【キャリア】居酒屋店長をファーストキャリアとして選んだワケと、本気で向き合った転職活動

こんにちは

元居酒屋店長のぶるです。

居酒屋店長を約2年経験したのちに、運よく大手の人材系企業から内定をいただき、現在では人材営業をしています。

今では、年収も安定し休日も前職と比べると30日以上増えていて、

幸せな日々を送れているのですが、

就職活動も転職活動もめちゃくちゃ苦労した経験があります。

今、就職活動や転職活動に悩んでいる方や、

今後のキャリアそのものに悩んでいる方にとって、

少しでも参考になればいいなと思います。

最初から、やりたいことなんてなくてもいい!

ただ、その「やりたいこと」が見つかったときに飛び込めるように

準備をしておこう!!

と、そんな内容になっております。

就活生時代】居酒屋店長をファーストキャリアとして選んだワケ

結論から先にお伝えすると、

1店舗の店長ができれば「小さな会社の経営」の擬似体験ができる。

と思ったからです。

この決断は、のちの僕の人生に大きな意味をもたらします。

僕がどんな学生だったかというと、

高学歴でもなく、武勇伝はたくさんありますが(笑)

大きな成功体験もしていない、どこにでもいるようなごく普通な学生でした。

日中は大学の講義を受け、終わってからはバイトをする。

体育会系などの部活には所属せず、サークル活動で時々サッカーをしたり、

友人と飲みに行ったりしていました。

そんな僕が就職活動というモノにぶち当たったときに、

ものすごい苦労をすることになります。

大学には、名だたる大企業たちが企業説明会に来るのですが、

僕は単純に「かっこいいなー」と思い、片っ端からエントリーシートを出しまくりました。

その結果、全く書類選考は通過せず、

書類が通った!と思いきや適正検査で落ちるという悲惨な現実を目の当たりにします。

全然うまくいかないので、ここで僕は一度就職活動をやめます。

就職活動を再開をしたのは、夏を過ぎた頃、

同級生たちが、次々に内定を獲得して就職先が決まり始めた頃でした。

さすがに僕も焦りはじめ、再度いくつかの企業の説明会にエントリーをしました。

そのときに出会ったのが僕が新卒入社をすることになる会社です。

当時の僕は、居酒屋でバイトをしていて、

社員さんの話もたくさん聞いていたので、ぜっったいに居酒屋には就職しないと思っていたのですが、

前職の新卒説明会で出会った、当時の副社長に心を動かされます。

詳細は割愛しますが、僕にとっていい経験が積めると思い、

説明会のときにはすでに、入社したい気持ちになっていました。

ちなみに、当時僕に刺さったのは下記の条件でした↓

  • 副社長直下のプロジェクト(手上げ制)に参画すれば、入社半年後に新卒メンバーだけで1店舗オープンさせてもらえる
  • 「上のマネージメントは基本なし。自分たちで考えて最高な店を作れ」がミッション

この環境下で仕事ができれば、店舗の運営だけではなく、

立ち上げ時の、以下のような業務をまるっと、経験できると思いました。

  • アルバイトの採用、教育(事業会社でいったら、新卒採用や研修業務)
  • 店舗オープン後の人員補充のための採用(事業会社でいったら、中途採用)
  • 集客、リピーター作り(事業会社でいったら、営業やマーケティング)
  • 月次などの売り上げ管理や報告(事業会社でいったら、経理)

また、上記以外でいうと、

接客を通した、コミュニケーションスキルの向上や、

運よく店長に任命いただければ、スタッフのマネジメントなど、

幅広い経験を積むことができると考えていました。

正直、当時の僕は明確にやりたいことがなかったので、

こんな環境の中に身を投じれば、

どこかしらの領域(人事、経理、営業、マーケティング)に強い興味を持てるのではないかという期待もありました。

居酒屋の店長をしながら、自分のやりたいことを見つけよう、

そして、それが見つかったときに、飛び込めるだけの自己研磨をしようと考え、内定をもらって即日で、入社承諾をしました。

居酒屋の店長を経験した結果、どうだったか

結論からお伝えすると、予想通り多くの業務を経験することができました。

そして最終的には、自分が情熱を注げる領域をみつけることができました。

それは、「人」でした。

その中でも、自分の身近にいる人や何かしら僕と関わりを持った人。

世の中には、いろんな人がいてほとんど全員違う価値観を持っていたり、

本当に「人」というのは、おもしろいなと思いました。

僕の人生変えたアルバイトスタッフの話

ひとつエピソードを紹介します。

当時、僕が立ち上げた店舗のオープニングスタッフとして働いてもらっていたアルバイトの子の話です。

その子は、入社当時、すごく鈍感な子で、

接客という職種からは切り離せない、「気遣い」「思いやり」をほとんど持っていないような子でした。

※誤解を招きそうなので、補足すると、めちゃくちゃいいやつで、ただ、ちょっと天然なところが表にでがちな子でした。

そんな子が、約2年一緒に店舗を立ち上げた同期たちと働いた結果、驚くような成長を遂げたんです。

卒業をする頃には、ものすごく気が遣えるようになりましたし、

何よりお客さんから愛されるスタッフのひとりに成長したんです。

そのときに、僕は、どんな人と付き合うかやどんな場所で働くのかで、人ってこんなにも変わるんだということを目の当たりにしました。

ビビッ!ときたんです。

もっと、人と深く関わる仕事がしたいと。

転職活動をはじめる

ということで、めでたくやりたいことをみつけた僕なのですが、

転職活動はもちろんしたことがなく、むしろ就職活動時代はとても苦い思い出があるので、どうしたらいいのかわかりませんでした。

とりあえず、リクナビNEXTやマイナビ転職のような転職媒体に登録をすることにして、求人をしばらく眺めておりました。

「人と深く関わる仕事」を軸に探していたのです、主に営業職の求人を中心にみておりました。

いくつか気になる求人をみつけては、エントリーをしていたのですが、

案の定、ほとんどの求人で書類選考不合格となるんです。

いきづまっているといると、転職媒体経由で届くオファーのなかに、

転職エージェントと思われる方からのメッセージが届いていることに気がつきます。

「仕組みはよくわからないけど、転職活動もうまくいかないし、一回話を聞いてみるか」

というノリで、コンタクトを取り実際にお会いしてみることにしました。

転職エージェントとの出会いで180度変わった転職活動

当時1人目の転職エージェントにお会いしたときに、今までの経歴やこれからやりたい仕事などを聞かれた上で、複数求人を紹介してもらいました。

紹介をしてもらった仕事は、基本的に今自分が持っている経験を活かせる仕事が中止でした。

要するに、店長経験しか持っていなかった僕に対して、

他の業界の接客販売職の求人や未経験からでも挑戦できる建設や住宅の営業職の求人の紹介が多かったです。

紹介してもらった求人のなかに、魅力的なものもありました。

例えば、住宅の営業職なんかは「人」の大きな意思決定をサポートする仕事ですし、

しっかりお客様と向き合わなければ、自分からは購入してもらえないので、

僕がやりたかった、「人」と向き合うということは十分実現できるかもしれません。

ただ、そんな話を聞きながら僕の頭の中には

「僕もこの転職エージェントの仕事がしたい」ということでいっぱいでした。

「人」の「現在」と「未来」の間に立ち、その人の「未来」をよりよくする。

そんなことができると感じたからです。

残念ながら、その転職エージェントから「転職エージェント」の求人を紹介されることはなく、その日は少し考えますということで解散しました。

やりたいことが見つかったら、行動あるのみ

転職エージェントとの出会いのおかげで、自分の挑戦したい職種が決まりました。

あとは、行動あるのみです。

僕は、絶対に転職をすると腹が決まっていたので、

まずは、退職の手続きをしたました。(笑)

→今思えば、失敗したなー※現職を辞めてからでないと転職活動が絶対にできない方以外はおすすめしません。

無事に退職し、有給期間は約1ヶ月。

僕はこの期間で必ず内定をとると決意します。

そのときにとった行動は以下の通りです。

  • 複数の転職エージェントに会う
  • マトを絞って、エントリーする
  • 面接対策を十分にする、面接に挑む

ひとつずつ、詳細を紹介します。

複数の転職エージェントに会う

1番最初にお会いした転職エージェントを含めると、計3名の転職エージェントに相談をしました。

複数名と話をしてみるメリット・デメリットは以下のような感じ。

【複数エージェントを活用するメリット】

  • エージェント側の会社の規模によって扱っている案件量や案件の質がかわる
  • 複数名の意見を聞くことで、自分が納得できる内容を取捨選択することが可能

【複数エージェントを活用するデメリット】

  • みなさん本気でサポートしてくれるので、結構連絡がくるようになる
  • 複数名とやりとりをするため、その分時間がかかる

最終的に、1名のエージェントに絞って転職活動をしました。

そのときの選定基準は、

「僕の話を親身に聞いてくれたか(しっかりサポートしてくれそうか)」

という点と、

「僕が挑戦するしたい業界・職種の求人を持っているか」

という点で決めました。

マトを絞って、エントリーする

僕は、受けたい業界・職種が定まっていたのでここに関しては

ほとんど時間がかからなかったのですが

そうでない場合は、転職エージェントと話をしっかりした上で、定めた方がいいと個人的には思います。

中には、たくさんエントリーするように促してくる転職エージェントもいるのですが、そもそも興味のない求人を受けても入社しないのであれば、

受ける意味はないと思います。

ただし、面接の練習のためや、

どうしても今の市況感だと、自分が本当に行きたい業界・職種に転職できない状況であれば、

まずは話を聞きにいってみようというスタンスで挑んだ方がいい場合もあります。

それは、なぜか。

世の中には、ほとんどの人に知られていないような素晴らしい企業がたくさんあるからです。

一概に、企業規模や知名度だけで受ける求人を選定することはおすすめしません。

十分な面接対策をする

これも、転職エージェントによってはだいぶ対応にムラがあると思いますが、

僕がお世話になったエージェントは僕ひとりのために、

計3〜4時間くらい面接対策の時間を割いてくれました。

1次面接前に1時間くらい、最終面接前に2〜3時間くらい(2回に分けて実施した記憶があります)

想定される質問や、回答の仕方だけではなく、

そもそもなんでこの業界に行きたいんだっけ?というそもそものところや

そういうふうに考えるようになった、根源(幼少期の話)などまで

改めて深掘りをされ、一緒に整理してくれて、

あとは面接で全部出してくるだけだね!というところまで一緒に作戦を練ってくれました。

無事に内定獲得〜転職活動終了

ということで、転職エージェントのおかげで、

無事に行きたかった人材業界の営業職のポジションで内定をいただき、

入社することが決まりました。

 

振り返ってみると、本当にうまくいかないことだらけではあったものの、

最終的には、やりたいことも見つかり、そのやりたいことに挑戦ができています。

今、現時点で明確にやりたいことがなくても、

いつか現れるその「やりたいこと」を待つあいだも、

今、自分にできることに精一杯挑戦して、「できること」を増やしていきましょう。

そして、やりたいことが見つかったら、一人で抱え込まないで、

まずは1回プロに相談してみましょう。

できれば、一人ではなく複数名から話を聞いて、自分が納得できるものを取捨選択しましょう。

僕の経験が誰かの役にたてばいいなと思います。

今日はこのへんで・・・